A-34使用レポート


産卵木を購入している『三階松きのこ農城』が、産卵・飼育用マットを発売したので早速試してみる事にしました。2令割り出し(開発者によると実は3令割り出し)をテーマにしたマットとのことなので、どのくらい生むか?大きくなるか実験開始です。

項目 データ
実験対象 アンタエウス(タイ)
親虫サイズ 72mm/47mm
容器 プラケース中
使用マット A-34(三階松茸農城)
セット日 2002年4月30日
*約3週間後親虫取り出し
割り出し日 2002年9月27日
保管温度 20℃〜25℃

割り出し結果
性別 頭数 最小 最大 平均
13g 23g 18g
7g 12g 9.75g

2002年9月27日

容器越しに見ても明らかに3令幼虫のでかさ・・・しまった、2令割り出しする予定が、本業のため遅れに遅れ3令割り出しする事になってしまった。三階松さんにそう報告すると、『もともと3令割り出しも想定して作っています』との心強いお返事!

ふぅ〜ッ、クワ馬鹿も私ぐらいになると、図らずも開発者の狙いどおりの飼育をしてしまったようだ。がぜんやる気を取り戻し割り出し開始!
割り出しといってもマットなのでプラケースをひっくり返してがんがん叩くだけで簡単に終了!3週間で親♀を取り出したにしてはまずまずの数がいるようだ。同時にセットした別のブランドマット(実績もある良品です)には全然生まなかったので、A-34は、私のようなセット下手でも産ませられる魔法のマットだということか?

(その後、この予感は的中し、夏の間まったく生まなかったニジイロもA-34に変えたとたん産み始めた。プラケ越しに卵を発見!観察しやすい場所に生んでくれました。10月はギラファの採卵に挑戦!)
同時期に孵化した他産地のアンテと比較して、多頭飼育にもかかわらず遜色ない成長です。割り出し後はさすがに単独飼育に切り替えました。
こちらは最大個体。引き続き、A-34で育ててみます。どのぐらい成長するか楽しみです。三階松さんのホームページを見ていたら、国産ミヤマの爆産報告がありました。ユーロミヤマのブリードを目標にしている私にとっては朗報です。他にもアンテはもちろんホーペもかなり産んでいるし、これほど守備範囲が広く高性能とは恐るべし=A-34!!マットなのにマット表面等に砂糖をまぶしたような白い菌というかカビみたいなものが発生するあたりに何か秘密がありそうです。

現在、ニジイロ/ローゼンもA−34+産卵木でセット中です。近々ギラファもセット予定。親虫ギラファ♂のサイズはなんと112mm!!!どうなるか楽しみです。


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